Lenovo ThinkCentre Tiny-in-One 22(以下TIO)は21.5インチIPSパネル搭載Full HD液晶モニターです。最大の特徴はTIO本体にThinkCentre Tinyを内蔵できることです。その際、最小配線だとACアダプターだけとなり、スッキリした環境を構築できます。また、カメラ、マイクやステレオスピーカーを内蔵しているため、ZoomなどWeb会議も簡単に始められます。また横画面だけでなく縦画面でも利用できるため生産性の向上も見込めます。それでは、Tiny-in-One 22を紹介していきましょう。
スペック
簡単にスペックを紹介しておきます。
21.5インチ液晶モニタ
光沢なしIPSパネル搭載(NTSC比72%)
解像度 Full HD(1920x1080)
アイケア/フリッカーフリー
縦横回転・チルト・スイベル・高さ 調整機能
HD 720p 100万画素カメラ搭載
マイク・ステレオスピーカー(2Wx2)内蔵
ThinkCentre Tiny / ThinkStation Tiny 内蔵可能
外部DisplayPort入力 1系統
USB3.1 Gen1 ポート内蔵
VESA100mm準拠 マウント可能
90W ACアダプター駆動
3年保証
外見
液晶パネルは幅が489,3mm、高さが339mmで、スタンドを含めた奥行は220.4㎜、パネル上下方向の可動範囲は最大で150mmとなっています。
最大の特徴はTIO本体にThinkCentre M75q Tiny Gen2をはじめとしたTinyシリーズを内蔵できることです。
面一でスッキリと内蔵できます。
Tinyを内蔵するとTIO内部のコネクタで接続されるため、ケーブルを配線する必要はありません。
コネクターは下記の通り。
(1)USB3.1
(2)DisplayPort
(3)電源コネクタ
Tinyを内蔵せず、TIO単体で利用する時はカバーを取り付けることができます。
TIO内にTinyを内蔵した場合でもTiny背面のコネクタは利用できます。
Tinyの背面コネクターはカバーで覆うことができます。TIOアーム部にケーブルを固定できるバンドがついています。
TIOの入出力コネクターは下記の通り。
(1)ACアダプター
(2)DisplayPort
(3)アップストリーム USB Type-B
(4)ダウンストリーム USB Type-A
キーボードとマウスは無線タイプを利用すれば、ケーブルがACアダプターだけで済み、スッキリさせることができます。
カメラの仕様はHD 720P 100万画素です。角度は下向きから上へ120度まで回転できます。使わないときは下向きにしたり、物理シャッターを使えば、プライバシーを確保できます。
液晶パネル下部にステレオスピーカーを内蔵しています。モニター内蔵のスピーカーとしては比較的良い方ですが、出力2Wでサイズも小さいので、音量・音質はそれなりといったところです。音楽を楽しむには単体のスピーカーを増設した方がよいでしょう。
ボリュームボタンとOSB操作ボタンはデザインとレイアウトが区別されていて、操作性が良いです。
TIOの操作ボタンは下記の通りです。
(1) ボリューム下げ
(2) ボリューム上げ
(3) 終了
(4) モード切替/上ボタン(OSD表示時)
(5) 明るさコントロール/下ボタン(OSD表示時)
(6) メニューオープンボタン/選択ボタン(OSD表示時)
(7) 電源ボタン
OSDメニューは画面右下に表示されます。電源LEDは白色です。消灯する設定はないため、使用時には常時点灯します。
パソコンは2台接続できます。TIOにTinyを1台内蔵でき、もう1台はDisplayPort経由で接続できます。入力切替は専用ボタンでワンタッチです。手動でのみ切り替えでき、自動では切り替わりません。
画面を切り替えた際にはどの入力系統を利用しているか表示されます。表示はOFFにはできません。
液晶パネル裏にTinyを内蔵するスペースとアームの厚みが加わるため、画面の位置が手前寄りになります。
スタンドは大き目のサイズでぐらつくことがなく安定性に優れています。
TIOとTinyを一体化すると、Tiny本体の正面と背面コネクタは液晶パネル裏に位置することになるため、手が届きにくいです。
電源を入れるにはTiny-in-One本体の電源ボタンを押すか、「スマート電源ON」機能を有効にし、キーボードの[Altキー]+[Pキー]を押せば、電源を入れることができるので問題ありません。
ユーザーの使用方法次第ですが、ネックになるのはUSBポートでしょう。2台以上のUSB機器を同時に使ったり、付け外しする場合はTIO画面左下のUSBポート1つだけでは不足します。USBハブを使えば解消できますが、スッキリした環境ではなくなってしまいます。
TIOは24インチ、27インチもラインナップされていて、27モデルだけはUSBポートが2つあります。解像度はQHD(2560x1440)にアップしますが、お値段もアップします。用途によっては27インチモデル導入を検討されるとよいでしょう。
パネル視野角
画面横向き正面状態。IPSパネル搭載により発色は良好です。
前方-5度チルト状態。下向きに5度動きます。
後方35度チルト状態。画面下部中央から左にかけて白く写っているのは天井の光が反射している影響です。
左方向45度回転状態。色変化は特に見られません。
右方向45度回転状態。
縦画面時正面向き。Web閲覧など縦方向の解像度が必要になる時に有効です。
縦画面時左方向45度回転状態。多少黒っぽく変化しているでしょうか。
縦画面時右方向45度回転状態。画面が白っぽくなっているのは白い布が映り込んでいる影響です。
縦画面時右方向45度回転・後方35度チルト状態。
液晶パネルの可動範囲は非常に広く、無段階に設定でき、動きはスムーズで満足できます。接続ケーブルが少ないことにより、引っ掛からずストレスなく可動できます。頻繁に変更・調整する場合はうれしいポイントです。
左・右・上のフレームは約2mmほどと狭いですが、パネル縁に表示されない部分が4㎜ほどあります。
オススメポイント
Lenovo ThinkCentre Tiny-in-One 22最大の特色はThinkCentre Tinyを内蔵できることです。一体化すれば、ケーブルはACアダプター最小1本で済み、スッキリとした環境を構築でき、作業に集中できます。一体化は見た目だけでなく実用性もアップできます。モニターの角度を変更したり回転させる時には、ケーブルの引っ掛かりがなく、スムーズに行うことができます。その際、大き目のスタンドがぐらつきなく、しっかりと支えてくれます。一体化によりTiny-in-OneとTinyそれぞれの魅力が増すため、Tinyと組み合わせる液晶モニターをお探しの方にはよい選択となることでしょう。ThinkCentre Tiny-in-One 22は全体の質感も良く、3年保証もついていることから、長期間の活躍が期待できます。
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